やなぎのおはなしメモ

心を動かされた本やおはなしの紹介、感想めも

『どんぐりのき』

 

 

(書影無し)

 

 

「あなたはあなたのままでいいんだよ」

そう伝わってくる絵本でした。

 

何かができるから必要としているわけではなく

あなたがあなただから大好きなのよ。

 

自分なんて何もできない。

役に立てない。喜んでもらえない。

話してもらったり好きになってもらう資格がない。

そうやって悩んでる人におすすめしたいやさしい絵本です。

 

 

 

『どんぐりのき』

亀岡亜希子 作

PHP研究所 / 2008.8

ISBN 978-4-569-68902-9

 

 

 

⇒もう1冊!

f:id:yanagi_book:20210213235521j:plain

どろんここぶた

 ありのままのあなたが大好きよ!

 失敗しても受け止めて支えるから、

 安心して思うままに生きていいのよ!が伝わってくる絵本。

 

 『どろんここぶた』

  アーノルド・ローベル 作、岸田衿子

   文化出版局 / 1971

   ISBN 978-4-579-40243-4

 

 

『うえきばちです』

f:id:yanagi_book:20210130002502j:plain

 

この表紙とタイトルを見て、いったいどんなおはなしだと思いますか?

お花でも育てるのかな?うえきばちが主役のおはなしなのかな?

と、大半の方は想像するでしょう。

 

でも、花は花でも思わず「そっちかーい!」と

つっこんでしまうようなそんな何かを育てるおはなしです。

 

いやこの発想力がほんとにすごい。

もし自分がこんなおはなし思いついたら

「自分天才だな(ニヤリ」とどや顔してしまうんじゃないかな

ってくらい面白いです。

そしてイラストも大人が見ると

ちょっと狂気的でインパクトがすごい!

子どもたちの反応も良く、大盛り上がりなので

読み聞かせにもおすすめです。

 

 

『うえきばちです』

川端誠 作

BL出版 / 2007.9

ISBN 978-4-776-0250-3

 

『どこ いったん』

f:id:yanagi_book:20201218192651j:plain

 

意味が分かると怖い話、ってあるじゃないですか。

なーんて前置きをしておくので

ふふ、とりあえず読んでみてほしい1冊です。

 

表紙のくまさんが、なくした帽子を探して

いろんな動物のもとを訪ねて歩くおはなし。

長谷川さんのあったかい語り口調と、

ちょっとシュールな絵柄の動物イラストで

くまさんと一緒に帽子を見つけながら楽しく読めるはず!

 

ただラストは、、よく考えると、、、あれ?

まさか・・・!

ってなるのでぜひ読んでいただきたい!!

裏表紙の赤い帽子が途端に意味深なものに変わります笑

 

いや、それにしても私この方のイラスト好きです

そして日本語訳が絶妙で・・・!

シュールなおはなしが好きな方へ、おすすめの1冊です。

 

 

『どこ  いったん』

ラッセン ジョン 作

長谷川 義史 訳

クレヨンハウス / 2011.12

ISBN 978-4-86101-199-3

『ぼくの図書館カード』

f:id:yanagi_book:20201217121906j:image

"自由に本が読めること"

それが当たり前じゃない世界のおはなし。

 

1920年アメリカ南部

黒人は図書館を利用することが出来ませんでした。

「図書館カード」は白人だけが持てるステータスだったんですね。

 

この絵本には、本を読むことの喜びが詰まっています。

 

「本には、肌の色が白いにもかかわらず、ぼくのように苦しい境遇にある人びとが描かれていた。ぼくが追いもとめている自由を、同じようにのぞんでいる人びとがいた」

「読んだことすべてが自由への切符となった。本はぼくを何ものにもしばられない、自由な世界へとみちびいてくれたのだ。」

 

 

この言葉は絵本からの引用ですが、

真理だなぁと思いました。

前者は、"ぼく"の捉え方が純粋ですごく好きです。

白人のくせにいかにも黒人と同じように苦しんでるみたいな描き方をされている、とならずに、

白人でも苦しい境遇の人がいる、と自分に重ねられる心が素敵です。

きっと、自分と同じ状況にある人がいるという情報は、心の支えになったでしょう。

 

そんな風に、心の支えになるような本を見つけるお手伝いをしていきたいと、改めて思うのでした。

 

 

 

『ぼくの図書館カード』

ミラー ウィリアム  文

クリスティ グレゴリー  絵

斉藤 規  訳

新日本出版社 / 2010.11

ISBN  978-4-406-05410-2 

 

 

『えほんから とびだした オオカミ』

f:id:yanagi_book:20201204153336j:image

 

絵本の中から出てきたオオカミが

ふとっちょねこに追いかけられて

色々な絵本に飛びこんでいくおはなし

 

本の中にもぐり込むオオカミの姿が

とっても可愛い( ˶ ᷇ 𖥦 ᷆ ˵ )

 

けれどもなかなかオオカミに

ぴったりの絵本にたどりつくことができません。

やっと出番がありそうな絵本にもぐりこんで言われた言葉が

オオカミさんって7ひきのこヤギをだましたり、

ヒツジをまるのみにしたり…いろいろといそがしいんでしょ!?」

 

そういえばオオカミって

実は色んなおはなしに引っ張りだこ

…大人気ですよねぇ☺️

 

なんだかくすっとしちゃうような

ほっこりする絵本でした✨

 

『えほんからとびだしたオオカミ』

  テイエリー・ロブレヒト

  グレゴワール・マビール 絵

  石津ちひろ

  岩崎書店  /  2015.11

   ISBN 978-4-265-85087-7

『だれもしらないバクさんの夜』

f:id:yanagi_book:20201128092625j:image

 

怖い夢って子どもの頃たくさん見ませんでしたか?

今でも不安なことがあったり、焦っていたりすると

怖い夢を見るものです。

 

そんな時にはこちら!

こわい夢を食べてくれるバクさんのおはなし☺️

こわい夢を見て震える動物たちが

落ち着いた色合いの可愛いイラストで表現されています。

こわい夢を食べてくれるはずのバクさんが

驚いたり怖がったりしてるのもとっても可愛い!

最後はちゃーーんと食べて、みんなにっこり。

 

こわい夢も、さみしい夢も、

バクさんにお任せあれ!

 

おやすみ前の読み聞かせに

ぴったりの絵本です( ˶ ᷇ 𖥦 ᷆ ˵ )

 

 

『だれもしらないバクさんのよる』

    さく・え  まつざわありさ 

     絵本館出版  /  2012.9

      ISBN 978-4-904716-99-1

 

『怪物はささやく』

f:id:yanagi_book:20201128101949j:image

 

YA文学の研修で紹介があった本1冊目。

癌で亡くなった、シヴォーン・ダウドが遺した原案をもとに、

パトリック・ネスが完成させた作品。

ふたりともイギリスで有名な児童文学賞であるカーネギー賞を受賞した作家です。

中学生の課題図書にもなりましたが、

誰かの死を看取ったことのある方や、今現在近親者に病と闘っている方が

いる方の心にも刺さる一冊だと思います。

 

難病の母をもつ13歳の少年コナーに、ある日怪物があらわれて

3つの物語を彼に話します。

人は誰しも善と悪のあいだのどこかに位置し、毎日矛盾したことを考えるものだ。

 

自分の本当の気持ちに向き合う勇気や

人間は、0か100か、正義か悪かでは語りきれない

複雑な心をもつことを教えられ、

そしてそれを許されたような…

そんな気持ちになります。

 

怪物の話す物語の真の意図にたどり着いた時、

そして怪物が毎晩現れる時間の意味に気づいた時、

涙が止まりませんでした。

 

挿絵に関してもコナーが抱えている不安や恐怖を

見事に表現しているようで・・・

忘れられない1冊になりました。  

 

怪物はささやく

  パトリック・ネス(著), シヴォーン・ダウド(原案),

  ジム・ケイ(イラスト), 池田 真紀子(訳)

  あすなろ書房  /  2011.11
   ISBN 978-4-7515-2222-6