やなぎのおはなしメモ

心を動かされた本やおはなしの紹介、感想めも

2020-01-01から1年間の記事一覧

『どこ いったん』

意味が分かると怖い話、ってあるじゃないですか。 なーんて前置きをしておくので ふふ、とりあえず読んでみてほしい1冊です。 表紙のくまさんが、なくした帽子を探して いろんな動物のもとを訪ねて歩くおはなし。 長谷川さんのあったかい語り口調と、 ちょっ…

『ぼくの図書館カード』

"自由に本が読めること" それが当たり前じゃない世界のおはなし。 1920年代アメリカ南部 黒人は図書館を利用することが出来ませんでした。 「図書館カード」は白人だけが持てるステータスだったんですね。 この絵本には、本を読むことの喜びが詰まっています…

『えほんから とびだした オオカミ』

絵本の中から出てきたオオカミが ふとっちょねこに追いかけられて 色々な絵本に飛びこんでいくおはなし 本の中にもぐり込むオオカミの姿が とっても可愛い( ˶ ᷇ 𖥦 ᷆ ˵ ) けれどもなかなかオオカミに ぴったりの絵本にたどりつくことができません。 やっと出…

『だれもしらないバクさんの夜』

怖い夢って子どもの頃たくさん見ませんでしたか? 今でも不安なことがあったり、焦っていたりすると 怖い夢を見るものです。 そんな時にはこちら! こわい夢を食べてくれるバクさんのおはなし☺️ こわい夢を見て震える動物たちが 落ち着いた色合いの可愛いイ…

『怪物はささやく』

YA文学の研修で紹介があった本1冊目。 癌で亡くなった、シヴォーン・ダウドが遺した原案をもとに、 パトリック・ネスが完成させた作品。 ふたりともイギリスで有名な児童文学賞であるカーネギー賞を受賞した作家です。 中学生の課題図書にもなりましたが、 …